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Beauty Column -まゆげ・まつげ-


まゆげのお手入れ

 まゆげの形で印象は大きく変わってしまいます。まゆげのお手入れは完璧ですか?

 時代の流れにより、流行のまゆげのスタイルが変わっています。1960年〜70年は細く弧を描いたようなまゆげ。1980年代は石原真理子などの太いまゆげが流行しました。最近の流行はナチュラル傾向にあります。若い男性までもまゆげのお手入れをするようになり、日本のコスメショップでは、まゆげが上手に描けるプレートなども販売しています。

 まゆげも髪の毛と同じで年をとるごとに薄くなりがちです。若いうちからあまり過剰に抜きすぎると、あとで生えなくなってくるので気をつけましょう。

抜く場合
 自分で毛抜きを使って抜く場合、間違った抜き方をすると、余分な皮脂まで抜き取ってしまい後々シワの原因にもなりかねません。片方の手で左右の皮膚をしっかり押さえて、もう片方の手で毛の生えている方向にそって、すばやく抜き取りましょう。

剃る場合
 よく剃れるカミソリ刃を使ってください。剃れない物でごしごしすると、毛の向きが変わりイングロウ(皮膚の下に埋まって出てこられなくなった毛)になったり、皮膚を傷つけたりします。

 次回は、まゆげの描き方についてお話します。

2004年9月掲載


まゆげの描き方

 先月号でまゆげのお手入れについてお話しましたが、今回はまゆげの描き方についてお話します。
 エステラインを知っていますか?エステ界では顔のパーツに合った理想のバランスがあり、エステラインといいます。医師はそれを元に美容整形します。

まゆげの理想的な形(下図を参照)
@まゆ頭の始まりは小鼻の延長線上。
Aまゆ尻は小鼻の外側から目尻を結んだ延長線上まで。
Bまゆ山は目頭から3分の2のところが一番高くなる。
※まゆ尻の終わりはまゆ頭の始まりの高さとほぼ同じ。
Cまぶたの上にある毛(特にまゆ尻の下のほう)は老けて見えるので処理しましょう。

 まゆげを描き足す時は、まゆげの色に近いアイシャドウを選び、チップを立てて描くとペンシルタイプのものを使うよりナチュラルに描けます。薄い人もアイシャドウを使うと、自然に量が増えたようになります。お試しください。

 浜崎あゆみの様な細いまゆげに憧れている人がいますが、あまり細くし過ぎると、逆に老けた印象になりがちです。

 自分の顔のバランスに合ったまゆげを研究しましょう!!

2004年10月掲載


まゆげカラー

 髪の毛を金髪に染めているのに、まゆげが真っ黒だとちょっとおかしいですよね。
 まゆげも髪の毛と同じように色を落とすことができます。
 ただし、髪の毛に使う脱色剤は目の近くですので危険です。絶対に自分で試さないでください。

 こちらでは金髪で色をつけたいという人の為に、まゆげ/まつげTintingというものがあります。
 詳しくはメールフォームでお尋ねください。


まつげ

 欧米人のまつげは長くて濃くて自然にカールしていて、日本人にとってはうらやましいパーツの一つです。一般的に日本人のまつげは短く、硬く、まっすぐで、人によっては“さかさまつげ”で悩ませれている方もおられるようです。
 最近は、まつげの美容液や育毛剤のようなものも日本で良くみかけます。日本ではまつげの植毛やエクステンションなどがポピュラーになりつつあり、コンプレックスを解消するための技術が発達していると感心させられます。
 まつげパーマはさかさまつげを解消するのにも、ビューラーの使い方がヘタでまつげを切ったり、傷めたりしてしまう人などにも有効な方法です。だいたい平均1ヶ月持ちますが、続けてかけているともう少し長く持続することができます。

メークアップ時のまつげのアドバイス
 ホットビューラーも市販されていますが、お持ちでない方はビューラーをヘアドライヤーで暖めてからまつげをカールすると長持ちします。その時、熱くし過ぎてまつげを焦がしたり、やけどをしたりしないように気をつけてください。まず、ビューラーでまつげの根元をしっかりあげます。その次に徐々にずらしながら押さえ、カールしたい方向にビューラーを使っていきます。

 マスカラは種類も多く、繊維入りの長くするものや、ボリュームを出してくれるものなどメークアップには欠かせないアイテム。マスカラには、涙を流しても落ちないウォータープルーフのものとそうでないものとあります。ウォータープルーフのものは化粧くずれの心配もなく大変便利ですが、その分まつげに悪く、落ちにくいので、アイメーク専用のリムーバーを使ってよく落としてください。

2004年11月掲載


まつげパーマ

 前回のまつげの原稿を書き終えた後で、日本の新聞に以下のような記事が出ていました。

まつ毛パーマにご注意 炎症などの苦情相次ぐ
「目元ぱっちり」のはずが、かぶれて真っ赤にーー。薬剤でまつ毛をカールさせる「まつ毛パーマ」で、目やまぶたに炎症などを起こす例が相次いでいることが、国民生活センターの調査でわかった。「液が入って目が赤くなり、周りの皮膚もただれて治療に3週間」「目の痛みを訴えたら、こすられ角膜が傷つき1ヶ月以上通院」「まつ毛が抜けた」などの内容だ。そのため「まつ毛専用」として出回っているパーマ液を分析した結果、「目に入ると危険」と明示されている頭髪用とほぼ同じ成分だったという。
(2004年9月3日朝日新聞より抜粋)

 先月日本に帰国したので、知り合いのサロン経営者にまつげパーマのことを色々聞いてきましたが、やはりサロンによっては髪と同じ薬剤を使っているところがあるようです。以前私のお客様でもショッピングセンターのサロンでまつげパーマをかけたらチリチリになってしまい、どうにかしてほしいと来店した方がいらっしゃいました。オーストラリアでも日本でもサロンによっては「コストがかかる、かかりが強い」という理由で、頭髪用のものが使われているようです。本来体に害があってはいけません。大切な目の淵です。少しかかりは悪いかもしれませんが、薄められたまつげ専用のパーマ液があるはずです。
 ただし、人によっては、まつげパーマ用のパーマ液でも合わない方がいらっしゃいますので、肌が敏感な方はあらかじめサロンにお伝えください。まつげパーマは自分に合うものをプロに相談してからやる方がいいでしょう。

2004年12月掲載


目ヂカラ

 昨年末、最近の化粧の傾向は、一般的にアイメイクにポイントをおく化粧が主流になっているとお話しました。
 最近日本の雑誌などで『目ヂカラ』という言葉を良く見かけます。『目ヂカラ』とはいかに目に重点をおいてメイクし、アトラクティブな目元を演出できるかという意味のようです。主にマスカラやアイライナーに興味が集中しています。

つけまつげ
 昔からあるものですが、最近はバラエティに富んでいます。こちらで買った物が合わないという日本人の人もいますが、自分の目の大きさに合わせて切ったりすれば、充分にこちらのものでも使えると思います。

まつげのエクステンション
 エクステンションは、自分のまつげに特殊なグルーで、1本1本人工のまつげを貼り付けていきます。まつげの長さを自分で選ぶこともできますし、取り外しの必要がないので一定期間は楽だと思います。しかし結構強力なグルーを使っているにもかかわらず、2〜3週間で取れてしまいます。取れるのが早くなるので、オイルクレンジングを使ってのメイク落しができないのも欠点です。

 日本では季節ごとに各社から新製品を発売しています。その中でも人気のある『デジャブーのウィッグマスカラ』がこちらで買えないので、日本から送ってもらっているという若い子の話を聞きました。そこで今回はこちらで買えるマスカラを紹介します。去年発売された『MAYBELLINE』のマスカラですが、黄色の方はかなりボリュームを出したい方に、グリーンの方は長さを出したい方にお勧めです。ウォータープルーフタイプも出ていますので、目の下が黒くなりにくいと思います。
ボリュームを出したい方に長さを出したい方に

 「目は口ほどにものを言う」「目は心の鏡」「目は人の眼(まなこ)」など、目に関してのことわざでも知られているように、目の印象はとても重要なので、あまり流行に囚われずに自分に合ったお化粧をするように心がけましょう。

2010年3月掲載


「まつげエクステ」トラブルの報告

 先月号で少し触れた「まつげのエクステ」ですが、先月号の原稿を書き上げた直後に、日本の父より「まつげエクステ注意」という新聞記事のFAXが送られてきました。

専用の接着剤を使うメーク「まつげエクステンション」で目や目元に炎症を起こすケースが増えているとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。消費者省も19日までに、厚生労働省に安全策の確保を要請した。
(2010年2月20日新潟日報より抜粋)

 その後、私も色々調べてみましたが、国民生活センターの報告では2004年4月から2010年2月までに、計156件の相談が寄せられていました。相談者は全て女性で、接着剤や人工毛が目に入るなどして「充血した」「炎症を起こした」といった相談が93件で最も多く、目の周囲の皮膚障害を起こしたケースが45件だそうです。しかし、実際に危害にあった方は相談件数の20〜30倍になると推定されています。
 また、東京都の報告掲示板によれば、危害増加の原因として、まつげエクステの店舗数の急増に伴い、施術水準の低い店舗が増加していること、まつげエクステに使用される接着剤は、配合成分に関する表示に法的義務がないため、成分不明のものがあり、目に入った場合やアレルギーへの対応がされないこと等が考えられるそうです。
 厚生労働省の規定ではまつげの施術は美容師法の施術にあたるとなっていますが、美容師の資格を持たない者が多く施術しているのが現実だそうです。また免許を持っているからといって、絶対に安心とは断言できません。
 まつげのエクステは主にシアノアクリレート系接着剤が用いられています。空気中や被着物についている少量の水分と反応して軟化し、接着させます。人体にもよく接着するため注意が必要です。特に目の中に接着剤が入った場合は、流水で15分以上洗眼し、直ちに医師の診断を受けるように呼びかけています。

 目をより大きく見せ、目ヂカラをあげる必須アイテムである、まつげのエクステですが、このような危険性がある事も充分に理解していただきたいと思います。


2010年4月掲載